五箇山の古道探訪

小院瀬見経由の五箇山行き

平成11年11月13日、五箇山へ現地調査に向かいました。刀利~西赤尾間は、平成10年9月の台風7号の際の道路障害以来の通行止め、また、この日は刀利ダムへの道も通行止めのため、小院瀬見経由となりました。小院瀬見は、塩硝の道の主要な通過点であり、この機会に写真に納めました(上の「土清水塩硝蔵」の項、末尾左の写真)。
五箇山では、相倉、菅沼、西赤尾の集落のほか、塩硝の館と羽馬家で、種々見聞させていただきました。

塩硝の道ツアー1
平成19年10月24日南砺市塩硝の道ツアーへ、崎浦公民館が加わって合同ツアーが実施され、40人の募集に金沢・富山から129人の応募があって抽選で参加者が決まりました。整備再現された「ブナオの四十八曲がり」約1㎞のつづら折り急峻な道を歩きました。四ん這いのところもあり、牛はどのように歩くのか聞くと、前足を折って歩くとのことです。そのあと羽場家の床下の塩硝穴を見学して当日のツアーは終わりました。

塩硝の道ツアー2
平成20年11月12~13日鳥越線の復元道を歩きました。登山中級程度と応募要項にあり、現地はロープを頼りに登る箇所がありました。後で聞くと距離を短くするため、古道から離れたところがあったとのことでした。その日は合掌家屋で一泊し、伝統料理(報恩講料理と囲炉裏端談話)を味わい、翌日は古文書の読み解きを中心とした歴史講座があり、塩硝造りと塩硝の道の理解を深めました。