大道割(だいどうわり)

大道割は、正式な地名ではなく、大桑町の一地区の通称です。江戸時代天保年間の辰巳用水の文献に、大道割の名はありますが、由来は定かではありません。ただ此処は、辰巳用水の隧道の終点であるということで、ずいどうのおわり(隧道の終わり)から、だいどうわり(大道割)と呼び名が変化したことなど、いくつか考えられていますが、明確なものはありません。
もともと戸数は少なく、昭和30年代終わり頃まで8~10戸の小さな集落でしたが、以後の区画整理で現在は130戸を越える戸数を持っています。
しかし大半は、以前のまま果樹園、水田として残っており、秋には梨、りんご等が直売されていて、近隣からの買い求める人で賑わっています。
また町内を通る辰巳用水遊歩道からは、四季の感が強く受けられ、市内の夜景が一望できることもあって環境は良い。ただ周囲は宅地化が進み、車の交通量が多くなってきていることが問題となっています。