花 里(はなざと)

我が花里町は、金沢市南東に位置し、市中心部から約3キロの犀川右岸、大桑橋と河岸段丘面間の斜面にあります。旧石浦庄に属し、市町村制施行で崎浦村から金沢市編入となりました。 長閑な田園で葡萄や梨の栽培がなされていたそうです。
昭和38年県住宅公社が「花里住宅団地区画整理事業」として造成、公募による入居が花里町のスタートです。現在は持家、県警独身寮など130世帯を超える規模の閑静な住宅街となりました。
町会発足当時は泥んこ道に加え公営バスもなく不便でしたが、現在は「花里住宅経由・東部車庫行き」と町名がバスに使われているように、利便性のよい町です。
町名由来の定説は判りませんが、三口新町戸田商店のおばあさんが生前、この辺りの田園に花里と名のつく一画があったと話されていたそうです。やがて町会も発足50周年を迎える今、我が町は町名に誇りと愛着をもち、団地を造成した県住宅公社の粋な命名に感謝しています。